殺戮合宿〜モンスター〜
池の中央が再びバシャンッと跳ねた。


そして中から化け物が姿を見せる。


バシャンッバシャンッ!


立て続けに化け物たちが姿を見せて、水面を歩くように近づいてくるのだ。


「嘘だろ……」


そう言ったのは浅野先生だった。


これだけ複数の化け物に襲って来られたら、あたしたちに勝ち目はない。


「早く逃げなきゃ!!」


麻由子の悲鳴が引き金となり、あたしたちは合宿所へ向けて駆け出したのだった。
< 201 / 258 >

この作品をシェア

pagetop