殺戮合宿〜モンスター〜
そう思った時だった。
不意に視界に赤い物が見えた。
足元にジワリと広がる真っ赤な水。
それは麻由子が入っている個室から流れ出て来たものだとわかった。
「血だ!!」
叫んだのは俊和だった。
俊和は反射的に血から身を避けている。
あたしはトイレのノブを掴み、思いっきり手前に引いていた。
その瞬間、真っ赤に染まった麻由子が便器に座っているのが見えた。
ギョロリとした目は見開かれ、こちらを見つめている。
その首筋から幾筋もの血が流れ出し、床にはナイフが転がっている状態だ。
「麻由子……!!」
手を差し伸べようとしたけれど、できなかった。
不意に視界に赤い物が見えた。
足元にジワリと広がる真っ赤な水。
それは麻由子が入っている個室から流れ出て来たものだとわかった。
「血だ!!」
叫んだのは俊和だった。
俊和は反射的に血から身を避けている。
あたしはトイレのノブを掴み、思いっきり手前に引いていた。
その瞬間、真っ赤に染まった麻由子が便器に座っているのが見えた。
ギョロリとした目は見開かれ、こちらを見つめている。
その首筋から幾筋もの血が流れ出し、床にはナイフが転がっている状態だ。
「麻由子……!!」
手を差し伸べようとしたけれど、できなかった。