殺戮合宿〜モンスター〜
「いざとなると助けを呼ぶから。それまでに体力を温存しておいてほしいんだ」


浅野先生の言葉にあたしと俊和は目を見交わせた。


本当だろうか?


立ち上がろうとしたとき、またメマイを感じてそのまま座り込んでしまった。


「ほら、長田はもう少し横になっていた方がいい」


「でも……」


確かに、今のあたしは足手まといになるかもしれない。


「大丈夫、絶対に呼ぶから」


浅野先生にそう言われ、あたしと和利は隣の部屋に移動をした。
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