殺戮合宿〜モンスター〜
「そもそもの原因はお前だ。お前がそうやって庇えば余計に悪化する」


「なんだよそれ、俺はただ――」


「いいから。予定通り全員でやればいい話だろ」


反論しようとする俊和を遮り、孝利がそう言った。


「行こう」


孝利に促され、あたしはそそくさと休憩室を出たのだった。

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