殺戮合宿〜モンスター〜
☆☆☆

部屋に戻ってからも3人での会話はなかった。


無視されているのではなく、みんな無言で自分の布団に入ってしまったのだ。


あたしはため息交じりに窓の外に浮かぶ月を眺めた。


どんな仕事をしていても、人間関係は追いかけて来る。


こんなことで逃げてちゃ映画関係の仕事につけるハズもない。


自分自身にそう言い聞かせて、あたしは眠りに落ちたのだった。
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