殺戮合宿〜モンスター〜
「なぁ、あの小屋を使うのはやめにしないか」


そう言ったのは俊和だった。


「あの小屋事態になにかあると思ってるの?」


あたしは俊和へ向けてそう聞いた。


「わからないけど。でも、気味が悪いだろ」


そう言って俊和はしかめっ面をした。


「それなら、使えそうな場所を探さないとな」


そう言ったのは孝利だった。


「あんな小屋みたいな場所、他にある?」


ロケに使えそうな場所を探した時も、そんな小屋はなかった。


「合宿所の中の教室を使えばいいじゃん。小道具で森の中の小屋っぽい演出ならできるでしょ」


祐里がそう言う。


祐里も、もうあの小屋を使いたくないのだろう。


「そうだね、それなら使えそうな部屋を探しに行こうよ」


あたしはそう言って立ち上がったのだった。
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