ファイヤークイズ
「誰?」
理恵へ向けてそう聞いた。
「春香のお母さん……」
理恵が呟くように答えた。
あれが春香のお母さん!?
もう1度ステージへ視線を向けると、女性が顔をあげあたしたちを睨み付けていた。
その目殺気だっていて、こんなに暑いのに寒気がした。
「春香のお母さんは関係ないじゃない? 確かに、あたしの大切な人かもしれないけど、でも……!」
「黙れ!!」
そう怒鳴ったのは春香の母親だった。
体を拘束されているが、洋一さんのように口を塞がれてはいない。
理恵へ向けてそう聞いた。
「春香のお母さん……」
理恵が呟くように答えた。
あれが春香のお母さん!?
もう1度ステージへ視線を向けると、女性が顔をあげあたしたちを睨み付けていた。
その目殺気だっていて、こんなに暑いのに寒気がした。
「春香のお母さんは関係ないじゃない? 確かに、あたしの大切な人かもしれないけど、でも……!」
「黙れ!!」
そう怒鳴ったのは春香の母親だった。
体を拘束されているが、洋一さんのように口を塞がれてはいない。