ファイヤークイズ
春香の母親はそう言い、また笑い声を上げた。


幸平の家なんかよりも、もっともっと大きな存在があたしたちをゲームのコマにしているということだ。


国。


そんな言葉が浮かんできた。


国がこのクイズを黙認しているからこそ、助けが来ないのだ。


「このクイズでこの学校の闇をすべて暴く! それが主犯格の目的! 私はそれを推薦する!」


春香の母親がそう言った次の瞬間だった。


ズンッと体が重たい感覚がした。


一気に眠気が押し寄せて来る。


周囲はこれほど熱いのに、眠気に抗う事ができない。


⦅ファーヤークイズ午前の部、お楽しみいただけましたか!? 午後の部開始まで、今しばらくお待ちください⦆



『ファイヤーゲーム2へつづく』

< 154 / 154 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あの子の成績表

総文字数/13,242

ホラー・オカルト30ページ

表紙を見る
過去夢の少女

総文字数/67,290

ホラー・オカルト186ページ

表紙を見る
呪いで恋愛成就します!

総文字数/27,284

恋愛(キケン・ダーク)59ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop