ファイヤークイズ
熱さに顔をしかめながら更に観察するため視線を巡らせると、通路は中央の丸いステージから四方向に別れているのがわかった。
1つはあたしへ向けて。
そして残りの3つは……。
「なんだよこれ!!」
途端に体育館内に男子生徒の悲鳴のような声が響き渡り、あたしはビクリと肩を震わせた。
あたしの右手から聞こえて来た声に視線を向けると、そこにいたのはクラスメートの岡林幸平(オカバヤシ コウヘイ)だった。
幸平の長い手足はあたしと同じように拘束されている。
背中側にあるのは銀色の分厚い板で、その側面から幸平の体を拘束している金属ベルトが伸びていた。
きっと、あたしも幸平と全く同じ状態なのだろう。
ようやく自分の置かれている状況が把握できて来た。
拘束ベルトはいくら身動きをしてみてもビクともしない。
怖そうにも、体が自由に動かないのだから簡単にはいかなさそうだ。
背中の板も通路の下まで伸びているようで、とても壊れそうにない。
1つはあたしへ向けて。
そして残りの3つは……。
「なんだよこれ!!」
途端に体育館内に男子生徒の悲鳴のような声が響き渡り、あたしはビクリと肩を震わせた。
あたしの右手から聞こえて来た声に視線を向けると、そこにいたのはクラスメートの岡林幸平(オカバヤシ コウヘイ)だった。
幸平の長い手足はあたしと同じように拘束されている。
背中側にあるのは銀色の分厚い板で、その側面から幸平の体を拘束している金属ベルトが伸びていた。
きっと、あたしも幸平と全く同じ状態なのだろう。
ようやく自分の置かれている状況が把握できて来た。
拘束ベルトはいくら身動きをしてみてもビクともしない。
怖そうにも、体が自由に動かないのだから簡単にはいかなさそうだ。
背中の板も通路の下まで伸びているようで、とても壊れそうにない。