私の中にキミがいる限り
☆☆☆
あたしの家は赤い橋を渡って、20分ほど歩いた場所にある。
その付近にはもう一本古びた橋がかかっていて、家から学校まではそっちの橋を渡る方が近道だった。
「ただいまぁ」
玄関を開けてそう言うと、夕飯の香りが漂って来た。
すでにお父さんも帰ってきているようで、リビングからテレビの音が聞こえて来る。
「ご飯できてるから、着替えてらっしゃい」
お母さんのそんな声に返事をして、2階の自室へと向かった。
2階には3部屋あり、1部屋があたし、もう1部屋がお父さんの書斎、もう1部屋は空き部屋になっている。
あたしの部屋はあがって一番手前の部屋だ。
『美紗ルーム』とプレートのかかった部屋に入り、カバンを置くとホッとため息を吐き出した。
どうにか今日1日が終わった。
そんな安堵感が体中を包み込む。
スカートに入れて置いたスマホを確認してみると、友人たちからのメールが沢山入っていた。
あたしの家は赤い橋を渡って、20分ほど歩いた場所にある。
その付近にはもう一本古びた橋がかかっていて、家から学校まではそっちの橋を渡る方が近道だった。
「ただいまぁ」
玄関を開けてそう言うと、夕飯の香りが漂って来た。
すでにお父さんも帰ってきているようで、リビングからテレビの音が聞こえて来る。
「ご飯できてるから、着替えてらっしゃい」
お母さんのそんな声に返事をして、2階の自室へと向かった。
2階には3部屋あり、1部屋があたし、もう1部屋がお父さんの書斎、もう1部屋は空き部屋になっている。
あたしの部屋はあがって一番手前の部屋だ。
『美紗ルーム』とプレートのかかった部屋に入り、カバンを置くとホッとため息を吐き出した。
どうにか今日1日が終わった。
そんな安堵感が体中を包み込む。
スカートに入れて置いたスマホを確認してみると、友人たちからのメールが沢山入っていた。