私の中にキミがいる限り
自分のサイトを確認すると同時に深くため息を吐き出す。
トップページの写真が変えられている。
庭に咲いていた花を載せていたのに、それは今クラスメートの写真になっている。
しかも、お笑い芸人の太った体に仲良くしている1人の顔を合成しているのだ。
明らかに悪意を感じる写真にあたしはすぐにサイトを閉じた。
誰でもかき込めるようになっている掲示板は確認していない。
なにが書き込まれているのか、怖くて見る事ができないのだ。
だけど、友人の顔写真が使われることから、犯人は自分の身近な人間だということがわかった。
このサイトの事を知っていて、パスワードに気が付ける人物。
そう考えるとある程度は絞り込めるのだけれど、あたしの思考回路は途中で止まってしまう。
考えたくない。
サイトを乗っ取られるようなこと、あたしはしていない。
どうしてこんなことをされるのか、わからない。
混乱する頭の中ギュッと目を閉じた。
とにかく今一番気がかりなことは……。
「あたしが写真を合成したって勘違いされてるかも……」
そう、呟いたのだった。
トップページの写真が変えられている。
庭に咲いていた花を載せていたのに、それは今クラスメートの写真になっている。
しかも、お笑い芸人の太った体に仲良くしている1人の顔を合成しているのだ。
明らかに悪意を感じる写真にあたしはすぐにサイトを閉じた。
誰でもかき込めるようになっている掲示板は確認していない。
なにが書き込まれているのか、怖くて見る事ができないのだ。
だけど、友人の顔写真が使われることから、犯人は自分の身近な人間だということがわかった。
このサイトの事を知っていて、パスワードに気が付ける人物。
そう考えるとある程度は絞り込めるのだけれど、あたしの思考回路は途中で止まってしまう。
考えたくない。
サイトを乗っ取られるようなこと、あたしはしていない。
どうしてこんなことをされるのか、わからない。
混乱する頭の中ギュッと目を閉じた。
とにかく今一番気がかりなことは……。
「あたしが写真を合成したって勘違いされてるかも……」
そう、呟いたのだった。