私の中にキミがいる限り
あたしは勇気を出してサイトを確認した。


と、同時に絶句してしまう。


全身の血の気が引いて行き、気が付けばベッドに座っていた。


あたしが作ったサイトのトップページに、あたしの顔写真が載せられていた。


それはどこかのグラビアアイドルの体と合成されていて、派手なビキニ姿だったのだ。


それが原因なのかサイトの訪問者数はいつもの数倍に膨れ上がっていた。


掲示板を確認してみると、見知らぬ男たちからの誘いが何十件と寄せられている。


それを見た瞬間悲鳴を上げてスマホを床に落としていた。
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