私の中にキミがいる限り
直接従兄の警察官に連絡を取ってくれるようだ。


敷地内には沢山の車が停まっているが、警察署の出入り口はまだ空いていない。


そんな中でも対応してくれるのかと思ったが、楓が電話を切って数分後に1人の暖背が建物の横から姿を現した。


まだ若く、背の高い警察官だ。


紺色の制服がまだ眩しい。


「楓」


その人は楓の名前を呼んで片手を上げた。
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