私の中にキミがいる限り
そして、数日後。


学校帰り、あたしと楓と明人君と透。


そして久美と清香と拓夫の大人数で歩いていた。


こうして7人で学校から帰る日が来るなんて、思っていなかった。


だけど、寂しい事に明日からゴールデンウィークに入る。


このメンバーで帰るのはしばらくお預けなのだ。


「ねぇねぇ明日はどこ行く?」


寂しい気分になっていた時、不意に久美がそう聞いてきた。


「カラオケ~!」


すかさず清香が返事をする。


「え、明日カラオケ行くの?」


驚いてそう聞くと、久美と清香は「当たり前じゃん」と、返事をした。


「せっかくのゴールデンウィークだもんなぁ。どっか行かないと損だろ?」


透がそう言い、明人君の肩を叩く。


明人君は少しだけ頬を上気させ、「だよな」と、頷いた。
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