私の中にキミがいる限り
公園
保健室で思いもよらぬ出会いをしたあたしは、午後の授業にちゃんと出席していた。
相変わらず教室は居心地が悪かったけれど、あれだけイジメられていた明人君でもちゃんと学校へ来ていたのだ。
あたしが受けていることなんて、大したことじゃないと、自分に言い聞かせることができた。
どうにか1日を終えて終業のチャイムが鳴りはじめると、全身から一気に力が抜けていく。
友人たちはいくつかのグループに分かれてバラバラに帰って行く。
たまに全員集合して遊びに行くこともあるけれど、今日はその日ではなかったようで、更に安堵のため息が出て来た。
さすがに、みんなで仲良く遊びに行くような気分にはなれなかった。
あたしは1人で教室を出て帰り道を歩いた。
今日も昨日と同じでいい天気だ。
もう少しすれば5月のゴールデンウィークがある。
長期休暇があれば、あたしの気持ちも随分と変わるはずだった。
そう思いながら歩いていると、「お帰り!」と、後ろから声をかけられた。
驚いて振り向くと、ミッキーが笑顔で手を振っている。
あたしは驚いてその姿を見つめた。
「ミッキー、なんでこんな所にいるの?」
「なんでって、偶然通りかかっただけだよ?」
ミッキーは小首を傾げてそう言いながら、あたしに近づいて来た。
今朝会った時と同じ格好だ。
相変わらず教室は居心地が悪かったけれど、あれだけイジメられていた明人君でもちゃんと学校へ来ていたのだ。
あたしが受けていることなんて、大したことじゃないと、自分に言い聞かせることができた。
どうにか1日を終えて終業のチャイムが鳴りはじめると、全身から一気に力が抜けていく。
友人たちはいくつかのグループに分かれてバラバラに帰って行く。
たまに全員集合して遊びに行くこともあるけれど、今日はその日ではなかったようで、更に安堵のため息が出て来た。
さすがに、みんなで仲良く遊びに行くような気分にはなれなかった。
あたしは1人で教室を出て帰り道を歩いた。
今日も昨日と同じでいい天気だ。
もう少しすれば5月のゴールデンウィークがある。
長期休暇があれば、あたしの気持ちも随分と変わるはずだった。
そう思いながら歩いていると、「お帰り!」と、後ろから声をかけられた。
驚いて振り向くと、ミッキーが笑顔で手を振っている。
あたしは驚いてその姿を見つめた。
「ミッキー、なんでこんな所にいるの?」
「なんでって、偶然通りかかっただけだよ?」
ミッキーは小首を傾げてそう言いながら、あたしに近づいて来た。
今朝会った時と同じ格好だ。