私の中にキミがいる限り
☆☆☆
心はこれほど憂鬱だと言うのに、外はとてもいい天気だった。
今日は気温も高くなるらしいので、スプリングコートは置いて来た。
1人で歩いて約束場所へと向かっていると、そのコンビニの駐車場に見慣れた顔を見つけて「あ」と、呟いた。
楓だ。
楓もあたしに気が付いて軽く手を振って来た。
「おはよう美紗」
「おはよう……って、なんでここにいるの?」
「久美に誘われたんだよ。他のメンバーももう来てるよ」
楓がそう言い、ガラス越しにコンビニの中を見る。
そこには安達清香(アダチ キヨカ)赤坂透(アカサカ トオル)柳楽拓夫(ナギラ タクオ)の姿があった。
みんなクラス内の同じグループの子たちだ。
久美を合わせて6人全員が勢ぞろいというわけだ。
途端に胸がギュッと押さえつけられるような不安に襲われる。
この中に犯人がいるかもしれない。
心はこれほど憂鬱だと言うのに、外はとてもいい天気だった。
今日は気温も高くなるらしいので、スプリングコートは置いて来た。
1人で歩いて約束場所へと向かっていると、そのコンビニの駐車場に見慣れた顔を見つけて「あ」と、呟いた。
楓だ。
楓もあたしに気が付いて軽く手を振って来た。
「おはよう美紗」
「おはよう……って、なんでここにいるの?」
「久美に誘われたんだよ。他のメンバーももう来てるよ」
楓がそう言い、ガラス越しにコンビニの中を見る。
そこには安達清香(アダチ キヨカ)赤坂透(アカサカ トオル)柳楽拓夫(ナギラ タクオ)の姿があった。
みんなクラス内の同じグループの子たちだ。
久美を合わせて6人全員が勢ぞろいというわけだ。
途端に胸がギュッと押さえつけられるような不安に襲われる。
この中に犯人がいるかもしれない。