キミガ ウソヲ ツイタ
高級フレンチのフルコースとか、どうせならおしゃれなホテルのレストランでディナーなんていうのもいいかもしれない。
それでいい感じになれたら、ディナーのあとは部屋を取って朝まで……などと、下心満載の甘い妄想までしてしまう。
「じゃあどこに行こうかな。せっかくだから奮発してホテルのレストランで豪華なディナーとかどう?もちろんお金は俺が出すし」
俺がウキウキしながらそう言うと、葉月は少し困った顔をして首を横に振った。
「私、かしこまった店とか緊張するし、お上品すぎるの苦手やねん。フォークやらナイフやら、武器みたいにいっぱい並ぶやろ?何をどうやって使うか考えるだけで疲れてまうわ」
「えっ……ああ、そうなんだ……。じゃあどうしようかな……」
葉月はもしかしたら俺の下心を見透かしていて、“ホテルのレストランのディナー”を断る口実でそう言ったのかも……。
不安に思いながらそっと様子を窺うと、葉月はバッグからスマホを出して何やら検索し始めた。
「この店、前からテレビで見て気になってたんやけど……」
葉月はそう言いながらその画面を俺に見せる。
それでいい感じになれたら、ディナーのあとは部屋を取って朝まで……などと、下心満載の甘い妄想までしてしまう。
「じゃあどこに行こうかな。せっかくだから奮発してホテルのレストランで豪華なディナーとかどう?もちろんお金は俺が出すし」
俺がウキウキしながらそう言うと、葉月は少し困った顔をして首を横に振った。
「私、かしこまった店とか緊張するし、お上品すぎるの苦手やねん。フォークやらナイフやら、武器みたいにいっぱい並ぶやろ?何をどうやって使うか考えるだけで疲れてまうわ」
「えっ……ああ、そうなんだ……。じゃあどうしようかな……」
葉月はもしかしたら俺の下心を見透かしていて、“ホテルのレストランのディナー”を断る口実でそう言ったのかも……。
不安に思いながらそっと様子を窺うと、葉月はバッグからスマホを出して何やら検索し始めた。
「この店、前からテレビで見て気になってたんやけど……」
葉月はそう言いながらその画面を俺に見せる。