キミガ ウソヲ ツイタ
スマホの画面には普通サイズの天丼と山のように巨大な天丼が並んだ画像が映し出されていた。
「デカ盛り天丼……?」
「うん、デカ盛り専門店やねんて。カツ丼とか海鮮丼とか親子丼とかもあるらしいわ」
誕生日のお祝いをする店の候補に、まさかデカ盛り専門店が出てくるとは思わなかった。
しかも雑誌から飛び出してきたモデルみたいに美人でスタイル抜群の葉月のチョイスということが、あまりにも意外すぎる。
そのギャップがたまらなく可愛くてクラッときた。
「ここの天丼めっちゃ美味しいらしいから一回行ってみたいねんけど、女同士やと行きづらいし、一人で全部食べきれる自信ないから行ったことないねん。伊藤くんと一緒やったら食べきれるんちゃうかと思うんやけど……」
単純に葉月が俺のことを大食いだと思っているからそう言っただけなのだろうけど、“伊藤くんと一緒やったら”という葉月の言葉にハートを撃ち抜かれ、俺はまたクラッときてしまう。
そんなことを言われたら、何がなんでも葉月の前で涼しい顔して男らしく完食したい。
「へぇ……なんか面白そうだし、俺も天丼は好きだから、一緒に行ってみる?」
「うん」
「デカ盛り天丼……?」
「うん、デカ盛り専門店やねんて。カツ丼とか海鮮丼とか親子丼とかもあるらしいわ」
誕生日のお祝いをする店の候補に、まさかデカ盛り専門店が出てくるとは思わなかった。
しかも雑誌から飛び出してきたモデルみたいに美人でスタイル抜群の葉月のチョイスということが、あまりにも意外すぎる。
そのギャップがたまらなく可愛くてクラッときた。
「ここの天丼めっちゃ美味しいらしいから一回行ってみたいねんけど、女同士やと行きづらいし、一人で全部食べきれる自信ないから行ったことないねん。伊藤くんと一緒やったら食べきれるんちゃうかと思うんやけど……」
単純に葉月が俺のことを大食いだと思っているからそう言っただけなのだろうけど、“伊藤くんと一緒やったら”という葉月の言葉にハートを撃ち抜かれ、俺はまたクラッときてしまう。
そんなことを言われたら、何がなんでも葉月の前で涼しい顔して男らしく完食したい。
「へぇ……なんか面白そうだし、俺も天丼は好きだから、一緒に行ってみる?」
「うん」