もののけ会社と甘いキス。
まるで、言葉にしないだけで
想いをぶつけられているようだった。
思い上がりだと分かっているはずなのに……。
何度もkissをされた後
ピタッとそれ以上しなくなった。
立ち上がると自分のスーツを整える社長。
私は、動揺する。
「社長……?」
どうしたのかしら?
「これ以上やると結界が出てしまうからな。
おあずけだ。それ以上に
シて欲しかったらお前から頼みに来い」
そう言われてしまった。
えっ……!?
やめてくれて良かったはずなのに
何だか残念な気持ちになってきた。
残された身体は、まだ火照り熱い。
何だか物足りなさを感じてしまった。