もののけ会社と甘いキス。

中には、殺気混じりになっている視線を感じ
ゾクッと背筋が凍った。

怖い……まるで狙われているみたいだ。

「宇佐美さん。悪いけどこれとこれを
今日中にまとめてね」

「宇佐美さん。これもよろしく」

すると女性社員達は、
たくさんの仕事を私に押し付けてきた。

「こんなにですか!?」

いくら何でもこんなに出来る訳がない。

断ろうとしたら女性社員の1人が

「だったら会社辞めたら?ここは、
あなたみたいな人間が来るところではないのよ」

ボソッと聞こえるか聞こえないかの声で
そう言ってきた。

ビクッ!! 

恐怖で肩を震わせた。

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