もののけ会社と甘いキス。
彼は、何を考えているのか分からない
独特の雰囲気に恐怖を覚えた。
だが、その時だった。
「汚れた手で響に触るな!!」
驚く人物が助けてくれた。
闇野さんの首筋にハサミを向けて
忠告をしてきたのは、美音だった。
私は、それを見て衝撃を受けた。
「美音!?」
「おや、嫌だなぁ~。
俺は、助けに入っただけだけど?」
闇野さんは、クスッと笑うと
両手を挙げた。
「嘘をつけ。上手いことを言って
彼女を取り入れる気だろ。響が騙せても
私は、騙せないぞ!」
「本当だよ。俺は、個人主義だからね。
あんな下級な奴らとつるむ気はないよ!」
クスクスと笑うと美音を避けて
デスクを上をぴょんぴょんと飛び上がった。