もののけ会社と甘いキス。

えぇっ……?
なんて身軽なの!?

デスクの上に乗った状態で
こちらに振り返った。

「へぇ~気配を消せるとは、
君……人間じゃないね?かと言って妖怪でもない。
君は、一体何者かな?」

美音に対してそう言ってきた。

美音が人間じゃない!?

嘘っ……だって。
美音は、小さい頃から知っている幼馴染みで。

ずっと一緒に居たのに……。

動揺する私に美音は、

「響。ずっと黙っていてごめん。
そうだ。私は、人間じゃない。
私は、月ノ宮一族に仕える式神。
主の命令により響をお守りしている」

衝撃の一言を言ってきた。

美音が……式神!?

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