もののけ会社と甘いキス。

しかも月ノ宮って
一体どういうことなの!?

「月ノ宮か……なるほど。
道理で変だなぁ~と思っていたんだ。
君は、月ノ宮一族の子孫か……」

「気安く響に声をかけるな。
お前は、一体……何者で何の目的で
響に近付いて来たんだ!?」

「ただの偶然と……興味を湧いたからだよ。
あの社長が、助けた人間の女を……なるほど。
理由は、分かったし。そろそろ退散するよ!
じゃあ、またね」

闇野さんは、ニヤリと笑うと
スッと消えて行った。

私は、唖然とする。
頭の中が混乱して、ついていけない。

美音が式神……だなんて。

するとハッとしたのか

「響。大丈夫!?」

美音は、いつもの口調に戻り
私のところに来てくれた。

いつもの美音だ。

「美音。これは、一体どういうことなの!?
あなたが、式神って……一体何なの!?」

意味が分からない。

< 132 / 351 >

この作品をシェア

pagetop