もののけ会社と甘いキス。

「うん……ありがとう」

「じゃあ、私は、行くから。
もし何かあったら飛んで行くから。
社長。あくまでも話し合いだからな!?」

それだけ言うと美音は、会社に
戻ってしまった。

さて、どうしよう。

「じゃあ、取り合えず
公園にでも行きませんか?」

動物っぽい社長が一緒だと
喫茶店などお店に入れないし話も出来ない。

あるとすれば公園で
人気のない場所を探すぐらいだ。

しかし社長は、無反応。

まだ、怒っているのだろうか?

仕方がなく勝手に判断して
私は、公園まで行くことにした。

人気のない場所を探して私は、社長をおろした。

近くのコンビニで飲み物を買って来るが
社長は、ずっと背中を向けて無言のままだった。

< 209 / 351 >

この作品をシェア

pagetop