もののけ会社と甘いキス。
そ、そうよ……そのせいで
私は、酷い目に遭わされそうになったのだから。
「彼女が危ない目に遭わせたのは、
悪いと思っている。でも、
記憶を蘇らせるには、必要だったんだ!
それに、そのお陰で君と蓮は、出会うことが出来た」
「何より……妖怪界と人間界を
良くするためには、響ちゃんの力は必要だ!
そし蓮の人間不信も治るのではないかと思ってね」
ニコッと笑いながら言ってきた。
「ふざけるな!?」
会長の言葉にさらに激怒する社長だった。
確かにそのお陰で
私は、社長に出会うことが出来た。
普通に違うところに就職をしていたら
きっと出会わなかっただろう。
それに……私は、
幼い頃に会長に出会っていたんだ?
あれ?だとしたら
司の話とは、違ってくる。
するとまた頭痛が激しくなってきた。