もののけ会社と甘いキス。

「ほう。説明か……三津谷。
一体、何処まで話したんだ?コイツに……」

「軽い忠告程度です。
他に命を狙う妖怪が居るから気を付けろと
会社の仕組みなどは……まだ」

「そうか……」

三津谷さんの説明を聞いて社長は、
ニヤリとまた笑った。

会社の仕組みって何!?

他にもあるってことなの……?

余計に怖くなってきた。
身体がガタガタと震えてきた。

すると座っていた社長は、立ち上がり
私のところまで歩いて来る。

ビクッ!!

怖さで後ずさりをしてしまう。

すると三津谷さんがポンッと
私の背中を前に押してきた。

「社長の手を煩わせないで下さい」

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