もののけ会社と甘いキス。
すると雪江さんがパンパンッと手を叩いた。
「あらあら喧嘩は、ダメよ!
せっかく朝ご飯が不味くなっちゃうわ。
それにあなた達。そんなにのんびりしてていいの?
支度をしないと遅れちゃうわよ」
えっ?
時計を見てみるとかなり時間が経っていた。
「キャアッ!?遅刻しちゃう」
「あ、早く言えよ。雪江‼️
チッ。すぐに三ツ谷に向かいに来させろ」
「でも、社長。結界が……」
すると雪江さんは、クスクスと笑っていた。
「2人共、落ち着いて。
三ツ谷君ならさっき連絡をしておいたから
もうこちらに着くはずよ?
この部屋の結界は、すでに会長が解いたので
自由に出入り出来るわ。だから
私が入って来れたのだし」
さすが優秀な秘書課の雪江さん。
すでに手配をしていた。
私達は、急いで朝食を食べると
三ツ谷さんが用意してくれた車で会社に向かった。
何だかバタバタしたが
社長に変化が起きていた。