もののけ会社と甘いキス。
「……ありがとうございます」
私は、社長に連れられ社長室に
向かおうとした。すると
「響!!」
大きな声で私の名を呼ばれた。
えっ……?
振り返ると式神姿の美音が居た。
「み、美音!?」
「良かった……無事で」
美音は、泣きそうな表情をしていた。
駆け寄ると私を抱き締めてきた。
きっと心配して
私を捜してくれたのだろう。
服がボロボロになっていた。
「ごめんなさい。心配をかけて……」