もののけ会社と甘いキス。


「待て。響は、渡さない!!」

社長は、必死に言ってくれるが涼お兄ちゃんは、
そのまま私を連れ去ってしまった。

「社長……!?」

私達は、引き離されてしまった。

車に押し込められると
涼お兄ちゃんは、強引に走らせた。

「な、何で!?
強引に引き離すなんて酷い」

私は、泣きながら訴える。
しかし

「何が酷いだ!?飛び出したあげく
あんなさらわれ方をされて。
俺らが、どれだけ心配して捜したと
思っているんだ!!」

司に怒鳴られ言葉に詰まった。

うっ……それは、確かに私が悪いけど……。

「今回のことで響子叔母さんと話し合って
あの条件は、白紙に戻し今日から響は、
俺らの実家・月ノ宮神社で生活することに
なったからな。もちろん。
会社は、辞めてもらう。いいな?」

涼お兄ちゃんが運転をしながら
衝撃な事を言ってきた。

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