もののけ会社と甘いキス。

「何故だ!?俺だって響を助けたい。
それにヴァンパイア一族は、我々と同じ妖怪だ。
当主の俺が蹴りをつけるのが筋だ!」

「だから信用ならねぇーって言っているんだ‼️」

司は、言い返した。

それに対してギロッと睨み付ける社長。

「……何だと!?」

「どーせ。助けると言いながら
ヴァンパイア一族の肩を持つ気なんだろ? 
お前らだと安心して響を預けられない。
俺らが助けに行くから引っ込んでろ‼️」

司達は、まったく
社長を信用していなかった。

「蓮……くん」

母も心配そうに社長を見る。

「じゃあ、どうしたら信用が出来るんだ?
モタモタしていたら
いつ響が危ない目に遭うか分からないのだぞ!?」

社長は、必死に説得をするが
妖怪と月ノ宮一族に信頼関係はなかった。

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