もののけ会社と甘いキス。
しかし山里さんのセンスは、良くて
とても素敵だけど
こんな高級品は、買えない……。
値段を見ると、どれも数万円。
それを一式になると私の給料が……。
そもそも
それを買わないといけない意味も分からないし
やはり丁重にお断りした方が……。
「あ、すみません。これ全部買います。
カードは、これで。領収書もお願いします」
えぇっ!?
山里さんは、会社のお金で買い始めた。
「や、山里さん!?
これ……全部。会社のお金で買うのですか?」
さすがにそれは……問題が。
「あら、違うわよ。
これは、社長のポケットマネーからよ!
社長からあなたにプレゼントですって。
良かったわね」
山里さんは、そう言うとフフッと微笑んだ。