かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
「結婚が唐突すぎて、お前が戸惑っていることも知っている。だから、これから少しずつ始めていこう。一歩づつ距離を縮めて、俺のことを愛してくれ。俺もそうするから」
ひとつだけ、颯志くんは思い違いをしている。
私はもうとっくに、颯志くんを愛している。これ以上、縮める距離などないほどに。
でも、颯志くんは、きっとこれからなんだね。
ちょっとずつ、私を愛していこうって、前向きに考えてくれているんだ。……なら、それでいい。
私は彼の腕の中で、こくりと頷く。
彼は私の体を離し、そうっと優しく、今日初めての口づけをくれた。
離れては求めてを幾度となく繰り返し、口づけは熱を増していく。
私の体をソファの背もたれに押しつけて、荒くなった吐息で彼が囁いた。
「今日抱くのは……やめておく。歯止めがきかなくて、瑠莉に痛い思いをさせそうだ」
本当はそれでもかまわないのだけれど……これ以上わがままは言わず、頷く。
ひとつだけ、颯志くんは思い違いをしている。
私はもうとっくに、颯志くんを愛している。これ以上、縮める距離などないほどに。
でも、颯志くんは、きっとこれからなんだね。
ちょっとずつ、私を愛していこうって、前向きに考えてくれているんだ。……なら、それでいい。
私は彼の腕の中で、こくりと頷く。
彼は私の体を離し、そうっと優しく、今日初めての口づけをくれた。
離れては求めてを幾度となく繰り返し、口づけは熱を増していく。
私の体をソファの背もたれに押しつけて、荒くなった吐息で彼が囁いた。
「今日抱くのは……やめておく。歯止めがきかなくて、瑠莉に痛い思いをさせそうだ」
本当はそれでもかまわないのだけれど……これ以上わがままは言わず、頷く。