かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
「私も楽しみです。颯志くんの選んでくれたウェディングドレス」
「瑠莉も選んでたじゃないか」
「要望を出したのは、ほぼ颯志くんですよ」
「瑠莉だって、俺のタキシードを熱心に選んでただろ」
「颯志くんは自分のものに関しては無頓着すぎるんですよ」
軽い言い争いになって、思わずふたりで顔を見合わせてクスクスと笑ってしまった。
こんなふうに話せる日がくるなんて、六年前は思ってもみなかった。
本物の恋人同士にちょっとだけ近づいたんじゃないかな……?
以前の私は颯志くんに遠慮してなかなかうまくしゃべれなかったけれど、今では割とフランクに言い返すことができる。
「瑠莉も選んでたじゃないか」
「要望を出したのは、ほぼ颯志くんですよ」
「瑠莉だって、俺のタキシードを熱心に選んでただろ」
「颯志くんは自分のものに関しては無頓着すぎるんですよ」
軽い言い争いになって、思わずふたりで顔を見合わせてクスクスと笑ってしまった。
こんなふうに話せる日がくるなんて、六年前は思ってもみなかった。
本物の恋人同士にちょっとだけ近づいたんじゃないかな……?
以前の私は颯志くんに遠慮してなかなかうまくしゃべれなかったけれど、今では割とフランクに言い返すことができる。