かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
ドレスの補修には生花を使った。式場にあった業務用のホチキスで破れた箇所を止め、その上に喜美江さんがお祝い用に持ってきた真っ白いバラを縫い合わせて美しい装飾を施したのだ。
とてもつい先ほどまで、びりびりに破れていたドレスとは思えない。
そして颯志くんのシルバーのフロックコートの胸元にも、お揃いのバラが飾られている。
喜美江さんが私のドレスに合わせて急ごしらえでコサージュまで作ってくれたのだ。
両親につき添われ歩き終えたバージンロードの先で、今度は颯志くんに手を取ってもらって、ふたり祭壇に並ぶ。
神父さまの誓いの言葉に従って、ふたりで愛を宣誓する。
ベールを上げた先に、眩しい颯志くんの姿があって、今この瞬間が夢の中のように感じられた。
「瑠莉。すごく綺麗だ」
誓いのキスの寸前、颯志くんは耳もとで、甘く囁いてくれた。
「颯志くんも、すごく素敵です」
私の返事に、颯志くんはプッと吹き出して目を細める。
とてもつい先ほどまで、びりびりに破れていたドレスとは思えない。
そして颯志くんのシルバーのフロックコートの胸元にも、お揃いのバラが飾られている。
喜美江さんが私のドレスに合わせて急ごしらえでコサージュまで作ってくれたのだ。
両親につき添われ歩き終えたバージンロードの先で、今度は颯志くんに手を取ってもらって、ふたり祭壇に並ぶ。
神父さまの誓いの言葉に従って、ふたりで愛を宣誓する。
ベールを上げた先に、眩しい颯志くんの姿があって、今この瞬間が夢の中のように感じられた。
「瑠莉。すごく綺麗だ」
誓いのキスの寸前、颯志くんは耳もとで、甘く囁いてくれた。
「颯志くんも、すごく素敵です」
私の返事に、颯志くんはプッと吹き出して目を細める。