かりそめ婚!?~俺様御曹司の溺愛が止まりません
颯志くんの唇が、私の唇と重なる。

優しく触れ合った後、角度を変えてもう一回、次は舌を絡ませてもう一回。

みんなの視線も忘れて、彼がもたらす深い愛の口づけに私はとろけてしまった。

最後に、颯志くんは客席側の頬に手を添えて口元を隠し、こっそりと極めつけの一発を食らわせる。熱く、濃厚な交わりあい。

唯一目にしてしまった神父さまは、私たちの止まらない愛に苦笑いを浮かべていた。



< 203 / 218 >

この作品をシェア

pagetop