椿の花蜜
幸せな時間
「これ、片付けるの手伝ってくれるか?」

「どーしよっかなー。…英語の先生なのにこれ必要…?」

私は地球儀に指をさしながら言う。

「うーーん。…ほら。世界の国の話とかでてくるだろ?」

それほど出てこないはずだけど。

でも私はこれのおかげで先生と居られる。

持って先生の隣に並ぶ。

「先生」

見上げて先生を呼ぶと

「ん?なんだ?」

と、言いながら笑顔を見せてくれる。

その笑顔が見られた時が私の幸せの時間。
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop