Typhoon Of Love
⑪ (叶美サイド)
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「え…?!」



私を含む5人は一真の言葉に唖然とした。

龍人と沙姫は顔を見合わせている。

一真は私を見て、



「ごめん、叶美。お前が傷つくのは分かってる。でも、ここまで来たら疑問なく終わりたいんだ。お前もそう思わない?」



と言って、私の瞳を見つめる。



「うん。平気だよ」



怖いの承知で私はここに立ってる。

今更怖いことなんてない。

龍人、教えて。


本当に私が好きなの?

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