Typhoon Of Love
⑦ (叶美サイド)
--*--*--*--*--*--
「一真さまーーー!!おはようございます!!」
日常茶飯事なのは、ともくんのことだけではない。
"一真ファンクラブ"もだ。
彼女たちは毎朝の挨拶から、帰りの挨拶まできっちりする。
私のような一真と幼馴染みで仲が良い人には、いやがらせとかマンガとかの中ではよく起こるけど、このファンクラブ会員たちはそんなことしない。
一真を好きなだけあって、彼がそういうことするの嫌いだと知っているから。
会長の沙姫にはかなり嫉妬されているけど、沙姫とは結構仲が良い。
「おはようございます、一真さま!!…あら、いたの結木さん。気付かなかったわ。ごきげんよう」
「おはよう、沙姫」
「あれ、金井は叶美に嫉妬していじめたりしないわけ?そしたらオレの方が叶美より強いから助けてやれんのに」
「ファンクラブ会員たちは、そういうの一真が嫌いだって知ってるからねー。ね、沙姫!!」
「そうなのよねー。…ってなんで私があなたとっ!!まぁ、それは嘘ではないけど」
沙姫は本当にいい娘だと思うな。
向こうが私をどう思っているか知らないけどね。
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「一真さまーーー!!おはようございます!!」
日常茶飯事なのは、ともくんのことだけではない。
"一真ファンクラブ"もだ。
彼女たちは毎朝の挨拶から、帰りの挨拶まできっちりする。
私のような一真と幼馴染みで仲が良い人には、いやがらせとかマンガとかの中ではよく起こるけど、このファンクラブ会員たちはそんなことしない。
一真を好きなだけあって、彼がそういうことするの嫌いだと知っているから。
会長の沙姫にはかなり嫉妬されているけど、沙姫とは結構仲が良い。
「おはようございます、一真さま!!…あら、いたの結木さん。気付かなかったわ。ごきげんよう」
「おはよう、沙姫」
「あれ、金井は叶美に嫉妬していじめたりしないわけ?そしたらオレの方が叶美より強いから助けてやれんのに」
「ファンクラブ会員たちは、そういうの一真が嫌いだって知ってるからねー。ね、沙姫!!」
「そうなのよねー。…ってなんで私があなたとっ!!まぁ、それは嘘ではないけど」
沙姫は本当にいい娘だと思うな。
向こうが私をどう思っているか知らないけどね。