Typhoon Of Love
⑨ (叶美サイド)
--*--*--*--*--*--
「やっぱりいつ見てもすごいよなあ…」
部活中、百合がぼそっと呟いた。
百合の目線の先には、大勢の女子たちに黄色い声援を浴びるあの憎きバカ男。
「ほんとだよ…。サッカー部員たちは、あいつのこと恨んだりしないのかな?」
「いや、矢吹のことだと気付かないで、自分達のことだと思ってるから平気よ。なんせあいつら…」
「「どアホだし!!」」
カッカッカと笑う私たちを見て、
「こんな言われ方して…。かわいそうなサッカー部」
と、ともくんが言った。
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「やっぱりいつ見てもすごいよなあ…」
部活中、百合がぼそっと呟いた。
百合の目線の先には、大勢の女子たちに黄色い声援を浴びるあの憎きバカ男。
「ほんとだよ…。サッカー部員たちは、あいつのこと恨んだりしないのかな?」
「いや、矢吹のことだと気付かないで、自分達のことだと思ってるから平気よ。なんせあいつら…」
「「どアホだし!!」」
カッカッカと笑う私たちを見て、
「こんな言われ方して…。かわいそうなサッカー部」
と、ともくんが言った。