Typhoon Of Love
⑪ (叶美サイド)
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その日の帰り。
百合と別れて、1人夜道を歩いていた。
「おーい。かーなみー!!」
声のする方に私は振り返った。
手を振って走ってくる男が見えた。
すぐに誰か気付き、そしてすぐにそいつを知らんぷりをした。
「おいっ。分かってんだったら止まれっつーの!!」
「誰があんたのために止まってあげるか!!」
「今日は大事な日なんだからよぉ」
「大事な日?」
「あ、お前完全に忘れてんだろ。オレ様記憶力お前よりいいもんなあー」
ふんふんふんと鼻歌をならしながら、私の隣りに来て、いきなり腕を掴んできた。
「な、なにすんの!!」
「いいからついてこいよ」
そう一真は言い放って、いきなり駆け出した。
私は引っ張られたまま一真についていった。
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その日の帰り。
百合と別れて、1人夜道を歩いていた。
「おーい。かーなみー!!」
声のする方に私は振り返った。
手を振って走ってくる男が見えた。
すぐに誰か気付き、そしてすぐにそいつを知らんぷりをした。
「おいっ。分かってんだったら止まれっつーの!!」
「誰があんたのために止まってあげるか!!」
「今日は大事な日なんだからよぉ」
「大事な日?」
「あ、お前完全に忘れてんだろ。オレ様記憶力お前よりいいもんなあー」
ふんふんふんと鼻歌をならしながら、私の隣りに来て、いきなり腕を掴んできた。
「な、なにすんの!!」
「いいからついてこいよ」
そう一真は言い放って、いきなり駆け出した。
私は引っ張られたまま一真についていった。