Typhoon Of Love
⑧ (一真サイド)
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―うあーっ!!オレはなんてもん見ちまったんだろう?!




………
その日、珍しく数学で赤点注意を受けてしまい(…実際はいつもギリギリなんだけど汗)、オレは補習で、100分(つまり部活が終わるのよりも少し長い時間)も残されていた。
智也もいたから、まあそれなりに楽しかった。

オレが補習終わって昇降口を出ると、すべての部活が終わっていた。



―そーいえば叶美、今日部室当番とか言ってたなあ。ひさしぶりに一緒に帰ってやるか。



そうオレは思って部室棟に向かった。


部室棟の角を曲がれば、各部活の部室が並んでいる。

オレがそこを曲がった時だった。



―えっ…?



オレはすぐに部室棟の影に隠れた。



―うそだろっ?!

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