Typhoon Of Love
② (龍人サイド)
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「まあまあかな。まだ返事はもらえてないけど」



正直なところ、あの日告って以来、結木先輩と全く話していない。

本当に必要最低限のことしか交わさない。

ある時一回話があるって連れ出そうとしたけど、先を読まれて逃げられた。

何でそんなに逃げたがるのか?
分からない。あの人が。



「ま、せいぜい頑張れよ。あ、あとさ。あれは明日でいいんだな?」



「おう、よろしくな」



2人と別れ、1人歩いていた。



―まだまだ。これからが本番だよ。叶美ちゃん♪



こみあげてくる笑いを必死に堪えながら、教室に向かった。

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