Typhoon Of Love
⑪ (龍人サイド)
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「あれ…結木先輩っ!?」
朝、校門をくぐるとすごい勢いで走って来る結木先輩がいた。
鞄を抱えて、下をうつむきながら走っていた。
向かって来た先輩の腕を掴んだ。
すると結木先輩は不意を突かれたようなすごく驚いた表情でいた。
「どうしたんすか、そんな走って」
「……………」
「何か答えてくださいよ!!」
依然としてうつむいたままだ。
―こうなったら…
と、結木先輩の顔に顔を近付けた。
また耳元で『また唇奪っちゃうよ』なんて言おうとした。
そうでもしないと、答えてくれないじゃん??
そんなこと考えている時だった。
ドンッ
結木先輩に思い切り突き飛ばされた。
先輩の姿はもう見られない。
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「あれ…結木先輩っ!?」
朝、校門をくぐるとすごい勢いで走って来る結木先輩がいた。
鞄を抱えて、下をうつむきながら走っていた。
向かって来た先輩の腕を掴んだ。
すると結木先輩は不意を突かれたようなすごく驚いた表情でいた。
「どうしたんすか、そんな走って」
「……………」
「何か答えてくださいよ!!」
依然としてうつむいたままだ。
―こうなったら…
と、結木先輩の顔に顔を近付けた。
また耳元で『また唇奪っちゃうよ』なんて言おうとした。
そうでもしないと、答えてくれないじゃん??
そんなこと考えている時だった。
ドンッ
結木先輩に思い切り突き飛ばされた。
先輩の姿はもう見られない。