Typhoon Of Love
⑱ (叶美サイド)
--*--*--*--*--*--
私は無我夢中で、2人のところへ向かった。
そして大事なことを思い出した。
―吉井くん、来週は大事な関東大会だよ…!!
走れない体になってしまったら困る。
こんな時間にいるんだから、部活を休んだに違いない。
そしたら、それを許したともくんにも責任があることになってしまう。
うちの顧問はいろいろとうるさいから。
とにかく、吉井くんを助けなきゃ!!
一真が吉井くんにまたがってもう一度拳を振り落とそうとした時、私が代わりに叫んでやった。
「…こんのばかずまあーッッ!!」
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私は無我夢中で、2人のところへ向かった。
そして大事なことを思い出した。
―吉井くん、来週は大事な関東大会だよ…!!
走れない体になってしまったら困る。
こんな時間にいるんだから、部活を休んだに違いない。
そしたら、それを許したともくんにも責任があることになってしまう。
うちの顧問はいろいろとうるさいから。
とにかく、吉井くんを助けなきゃ!!
一真が吉井くんにまたがってもう一度拳を振り落とそうとした時、私が代わりに叫んでやった。
「…こんのばかずまあーッッ!!」