Typhoon Of Love
⑲ (叶美サイド)
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「か…叶美!!」



「結木…先輩…」



一真も吉井くんも私を見て固まっていた。

ばかずまなんて何年ぶりに言ったんでしょうね…。



「これにはちゃんと理由が…」



「言い訳は聞きたくない」



私は一真を思いっきり睨み付けた。



「吉井くん来週大事な関東大会があるのよ。それを台無しにしようとしてる…例え相手が幼馴染みであろうと、私は決して容赦しないよっ!!吉井くんを殴りたいなら、私を殴りな!!私もその分一真を殴るから」



私は更に睨み付けると、一真は舌打ちをし、鞄を抱えて帰って行った。

私はそれと同時に吉井くんのもとへと向かう。


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