Typhoon Of Love

④ (叶美ｻｲﾄﾞ)
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私は校舎の一番奥の今はあまり使われていない教室に連れてこられた。

するといきなり柱に腕を縛り付けられ、口に粘着テープを貼られた。



「もう少し待ってなさい。あんたをかわいがってくれる人がくるから。どうせあんた、"女"になってないんでしょ？一番心に残るわよね…初めては」



そう言って沙姫たちは教室を去っていき、私は1人、残された。

いまいち彼女たちの話が理解できなかったが、危ないことだとは察した。


それから数分後。



―ガラッ



扉が開き、私は扉の方を見た。



―っ!!!!!!!



そこにいたのは、学校で知らない人はいない大手会社の社長息子の双子のイケメン神田雅也と雅紀、それに見たことはない男子1人、計3人の男子が笑いながら入ってきた。