Typhoon Of Love
⑬ (叶美サイド)
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「ほ…本当ですか…???!!!」



吉井くんは私の肩をつかんで、激しくゆすった。

…吉井くん、かなり興奮している。



「嘘言ってどうするのよ」



そう私が言うと、吉井くんはニカーッと笑みを浮かべて見せた。



「じゃあ、付き合ってあげますから、僕から離れないという誓いのキスを」



吉井くんはそう言って、吉井くんの長くて細い指で自分の唇をさした。


私が無理矢理吉井くんを付き合わせようとしているようにしか聞こえなかったけど、今さらそれは無理なんて言えない。
第一、私も吉井くんが好きだから。


そう思って、そっと唇をあてた。
その瞬間いきなり強く唇をつけられた。
私の頭と腰に吉井くんの長い腕が巻き付いている。

私はそれにつられて両腕を吉井くんに巻き付けた。


素直に幸せだった。

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