Typhoon Of Love

⑧ (一真ｻｲﾄﾞ)
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それから何日かして学校が休みのある日。


オレは本とCDを買おうと駅前に向かった。


街はもう秋の空気が漂い、急に涼しくなった気がする。


本屋に寄った後、CD買って、外に出ると、見覚えのある女がこっちに向かって来る。



「…金井??」



いつもならオレを見る度、『一真さまー!!!!』と言いながら駆け寄ってくるのに、今日は違った。


オレには全く気付かず、スタスタと歩いて行き、駅前のデパートの時計の下で誰かと待ち合わせしているようだった。