Typhoon Of Love
⑫ (一真サイド)
--*--*--*--*--*--
オレは放課後、龍人のクラスの教室に向かった。
テスト前だから、部活は休みだろう。
全国大会は予選敗退しちまったらしいし。
まあ、上には上がいるっていうのを思い知った感じだ。
…それは置いといて…。
「ちょっと!!」
オレはすぐ近くにいた女子生徒に声をかけた。
「は、はいっっ!!え…や、矢吹先輩っ!!」
女子生徒は顔を真っ赤にして、オレと目を合わせた。
「りゅ…吉井龍人いる?」
「吉井くんなら、綺麗な女の人に呼ばれて、一棟の方に行きましたよ」
「え、そいつって、サイドに髪結わいてた?」
「いえ…茶髪で巻いたロングヘアをおろしてました。目がくりっとおっきくて…」
「金井だ…ありがと!!」
「あ、いえ!!先輩の役に立てて嬉しいです!!」
女子生徒を後に、オレは一棟に向かった。
―今はあまり使われていない一棟へ…
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オレは放課後、龍人のクラスの教室に向かった。
テスト前だから、部活は休みだろう。
全国大会は予選敗退しちまったらしいし。
まあ、上には上がいるっていうのを思い知った感じだ。
…それは置いといて…。
「ちょっと!!」
オレはすぐ近くにいた女子生徒に声をかけた。
「は、はいっっ!!え…や、矢吹先輩っ!!」
女子生徒は顔を真っ赤にして、オレと目を合わせた。
「りゅ…吉井龍人いる?」
「吉井くんなら、綺麗な女の人に呼ばれて、一棟の方に行きましたよ」
「え、そいつって、サイドに髪結わいてた?」
「いえ…茶髪で巻いたロングヘアをおろしてました。目がくりっとおっきくて…」
「金井だ…ありがと!!」
「あ、いえ!!先輩の役に立てて嬉しいです!!」
女子生徒を後に、オレは一棟に向かった。
―今はあまり使われていない一棟へ…