Typhoon Of Love
⑬ (一真サイド)
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全速力でオレは一棟に向かった。
心当たりはある。
一番一棟の奥にある教室が一番怪しい。
まず一棟に行くところからして何かあるに違いないし。
例の教室の前に着き、教室の音を聞いていると、やはり龍人と金井の声がする。
「それでね、―」
「何だそりゃ!!やっぱうけんな」
遠くの方から廊下に声が響いている。
段々とその声が近付いてくる。
オレはひとまず影に隠れて、その場をしのんだ。
「よ、龍人!!」
「沙姫先輩こんにちは!!」
オレは驚愕した。
そいつらは龍人たちのいる教室に入った。
しかもそいつらは、サッカー部の後輩の勇祐と、そいつと付き合っている陸上部の今口。
叶美をよく慕う後輩の今口だ…。
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全速力でオレは一棟に向かった。
心当たりはある。
一番一棟の奥にある教室が一番怪しい。
まず一棟に行くところからして何かあるに違いないし。
例の教室の前に着き、教室の音を聞いていると、やはり龍人と金井の声がする。
「それでね、―」
「何だそりゃ!!やっぱうけんな」
遠くの方から廊下に声が響いている。
段々とその声が近付いてくる。
オレはひとまず影に隠れて、その場をしのんだ。
「よ、龍人!!」
「沙姫先輩こんにちは!!」
オレは驚愕した。
そいつらは龍人たちのいる教室に入った。
しかもそいつらは、サッカー部の後輩の勇祐と、そいつと付き合っている陸上部の今口。
叶美をよく慕う後輩の今口だ…。